自動車学校コラム

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自動車運転中に起こりうる錯覚のお話

先日、他県で働く娘が帰省した折、娘の運転で一緒にスーパーに出かけました。

 娘は、免許歴5年ですが、車所有せず、ほぼペーパードライバー状態で、運転練習を兼ねた外出です。

 スーパー駐車場で運転席側に駐車車両があった駐車区画にバックで停車し、ギアをパーキングレンジ入れた途端、運転席の娘が「うゎー、どうして。」と悲鳴を上げました。

 続いて娘の口から出た言葉は、「どうして止まらんと?」でした。

 と、謎めいた書き方をしてしまいましたが、結論は単純

 何らの異常現象が起きたわけではなく、我々の停車を待って発進した右側の車両が前進しているの見た娘が自分の車両の方が後方に動いているものと錯覚したのでした。

 私の「動いてるのは、隣のクルマ」との言葉で、娘も直ぐに勘違いに気づき大声を出したことを苦笑いしてました。

 家に帰ってに笑い話として話すと、妻から

・以前、同僚の運転する車に乗った(妻は後部座席)折に、同じようなことがあった

・(錯覚で)バックしてると思ったならば、ブレーキを踏むものだが、その同僚はパニックになり、踏んでいたブレーキから足を離した。

・バックギアに入ったままだったので、ゆるゆると後退した車を助手席に座っていた他の同僚がサイドブレーキを引き停車させた。

との話をし、娘に対して

・車の運転をする際には、夜間の対向車のライト、トンネル内、強い日差し、突然の地形の変化、ビル等からの反射光等錯覚を引き起こす要素はたくさんある。

 今日の経験を教訓にして、錯覚をすぐに補正できる冷静な判断力を養いなさい。

 そのためには漫然と運転するのではなく車を乗る前から降りるまでの全ての運転動作が確実に行わているかを自分でチェックする習慣を身につけていなさい。

と娘を諭しました。

普段は説教じみた話には、口答えする娘も神妙な顔で聞いていました。

感心して聞いていた私も、妻から

「笑い話ですせる話じゃなく、あなたが説諭しなきゃ、自動車学校に勤めてるんでしょ。」

ときついお説教を頂きました。

 反省 !!

妻のお説どおり、皆さんも、常に自分の運転動作が適正に行われているかを確認することを習慣づけて一瞬の錯覚を即座に是正する能力を養い安全運転に役立ててください。

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