先日、当ホームページの制作管理を行っていただいている会社のS氏から「オートバイは何歳まで運転できる」といったテーマでコラムを書いたら面白いのでは、とのご提案をいただき、私自身のこれまでのバイク歴や今後の運転について今回、考えてみることにしました。

　私は、現時点で61才、当社の定年年齢まであとわずかといったところです、バイク歴としては、16歳で原付免許を取得し50ccバイクを数台乗り継ぎ、その後中型二輪免許（現在の普通二輪）を取得、250ccクラスのバイクで主にオフロードツーリング等を楽しんでおりました。

30歳で転職し現在の勤務先である黒崎ドライビングスクールで教習指導員として勤務、普通車や自動二輪の教習を担当してまいりました、その頃の愛車は初期型のCB1000SFでしたが、その後またオフロード熱が再燃しXR400Rに戻るといったところです。

40代中盤になると、仕事や家庭の環境からか、バイクを楽しむ時間や意欲が、なんとなく無くなってしまい、愛車も手放し最近に至るといったところです。

　そんな私が、今年になって16年振りに、250ccのバイクを購入したのですが、購入に至った動機としては、まさに今回のテーマ「自分は何歳までバイクを運転できるのだろうか？」といったことを考え、リターンライダーになるなら、今が最後の機会だと思ったからです。

バイクの運転を再開するにあたり、年齢による身体の衰えには、個人差がありますが、まずは目の衰えがあります、老眼や動体視力の低下、最近ではPCやスマホを原因とする視力の悪化などがあります、つぎに体力や筋力など肉体的な衰えがありますが、日ごろの運動である程度は遅らせることはできるのですが、若いころのような素早い反応はできません。こういったことをふまえて無理をせず慎重な運転を心掛けることとし、私個人としては、70歳頃まで乗ることを目標に今回バイクを購入しようと決めました。

因みに今回購入したバイクはホンダCRF250ラリーで、やはりオフロード車となったのですが、このバイクを選んだ決め手は、車体の軽さとツーリング向けのバイクだったからです。そしてもちろんデザインが自分好みだった点です。デメリットとしては、オフロード車なのでシートが高く、ｼﾞｼﾞｲの私は乗り降りの度に足がつりそうになる点です（笑）。

　昨年度（2023年）、当校で二輪免許を希望され入校された、お客様の年齢層は、平均年齢で、29.5歳でした、また40歳以上の方は、全体の25％でした。

ツーリングに行くと休憩場所でお見かけするライダーの方々も40才台以上の方がほとんどではないでしょうか。

免許に年齢制限はありませんが、バイクを長く楽しむには、ご自身の身体能力や技量、気力を考え、現時点の自分に合った排気量や車体サイズでバイクを選べばいいのではないでしょうか、そして事故を起こす前に、いつかは自分でハンドルを置く心の準備をしておくことも大切だと思います。

コラム okano