自動車学校コラム

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夏の思い出~

 一年を振り返るには、まだちょっと早いのですが、今回の話は、私にとっては多分、今年一番の思い出になることと思われます。

夏の休暇に奥入瀬渓流、十和田湖メインの2泊3日の青森周遊旅行に出かけました。初日は青森空港に昼過ぎに着、昼食後、レンタカーで八甲田山へ、ロープウェイ山麓駅に午後2時頃に到着した時には曇り空、山頂駅の天気は「雨」との案内板表示でした。

晴れていたら青森市内を一望できるのですが、「この天気では、眺望は期待できない。どうしようか。」と迷いましたが、せっかくきたのだからとロープウェイに乗車、ところが途中から激しく降り出し、山頂駅に着いた頃には、雷を伴う豪雨になりました。

地面はぬかるみ、傘が役立ちそうにない激しい雨だったので、とても周辺散策を行う気にはならず、早々に下りロープウェイに乗車しようと列に並んでいたら、「落雷の危険あるため次便は運休とします。」とのアナウンスがあり、待合室で待機となりました。

こんな時の時間潰しには、スマホですが、飛行機の中で、前日にダウンロードしていた海外ドラマを見続けていたせいで、バッテリー残量わずか、「では、モバイルバッテリーを。」とポーチの中を見るも、あるはずのモバイルバッテリーがありません。車の中に置いてきた旅行用バッグからポーチに移し替えるのを忘れていたのでした。((´;ω;`)

横でスマホゲームをしている妻を羨みながら、窓の外をボーと眺めていましたが、雨、雷ともますます激しさを増していき、視界は5メートル先も見えぬほどでした。

ロープウェイは本来20分おきの運行なのですが、雨、雷とも止まず、運休が続き、山頂駅での缶詰め状態が続くこととなりました。

途中、何組かの登山者グループがずぶ濡れになって、待合室に入って来ましたが、そのうちの一人の中年女性が入って来るなり、床の上にへたり込み「死ぬかと思った。」とつぶやいたのが印象的でした。

八甲田山は、明治時代、日露戦争に備えて陸軍が雪中行軍訓練を行った際に遭難し、199人もの兵士が亡くなった山です。(同史実を題材にした新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」や 高倉健主演の映画「八甲田山」があります。)

夏の雨でさえ、ひどい状況なので、厳冬期の雪中行軍の過酷さが想像できました。

結局、2時間半運休が続き、午後5時前に、おさまりきらぬ雨、雷を押して運行された最終便で下山できましたが、それから約2時間をかけて当日の宿泊地である十和田湖畔のホテルにやっと到着しました。

本来予定であれば、午後5時前にはホテル入りして、温泉にゆったり浸かってから、夕食との計画が大幅にくずれてしまいました。(´;ω;`)

まあ、遠い場所の山の上で、何もすることなく激しい雨を見ながら、長い間ボーっとしているということは、まさに非日常の体験で、それはそれで旅行ならではの醍醐味だったなと温泉に浸かりながら思ったのでした。

この体験から学んだ教訓を2点(多少こじつけですが、自動車学校のコラムですので運転に結びつけないと締まらないのでご勘弁を <(_ _)> )

1 雨が予想されるのにロープウェイ乗ってしまったことから ⇒ 悪天候等危険が予

想される場合には、できれば運転は控えましょう。

 2 モバイルバッテリーを忘れたことから ⇒ 運行前点検、免許証の所持等運転前の確認を怠らないようにしましょう。

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